春季例大祭

護山神社の例祭であり付知町の春季例大祭。 霊山[木曾山]鎮護の神徳を仰ぎ、山のもたらす自然の恵みに感謝し、木曾山中の平穏と木曾全域の無事、氏子[付知町、加子母]・崇敬者の家運長久を初め国家の長久・隆昌を祈願する。

奥社祭 (4月20日)

本社での例祭[春季例大祭]に先立ち執り行われる奥社例祭。 奥社が裏木曾国有林の山中に鎮座する為、参道が険しく通常は立入禁止となっているが、当日は宮司以下祭員、氏子総代、山祇講長等が入山し、神前にて厳粛なる祭典が執り行われる。

試楽祭 ( 例祭前日

本社にて執り行われる前日祭。 試楽とは公事(くじ)・祭礼などに行われる舞楽の予行演習の意。例祭本番さながらに舞楽が神前奉納される。試楽祭・例祭で奉納される神事芸能は太々神楽(だいだいかぐら)[熱田神楽]、 神薗舞(かみそののまい)[乙女舞] 、三輪神楽(みわかぐら)[獅子舞]。 悪魔払いで名高い三輪神楽は市町村指定重要無形民俗文化財。護山神社の境外摂社でもある三輪神社[付知町一区]の神事芸能。例祭では参進の露払いを務める。

例祭(第4日曜日午前) / 山祇講祭 (同日午後)

内容は上記の通り。本社創建以来、尾張藩の祈願社による霊山[木曾山]鎮護の御大祭として、藩主御代拝の特使が毎年参列していた。
現在では岐阜県神社庁長が献幣使として参向し、地元に縁ある各界の名士が参列して祭典が執り行われる。
神事芸能は元より、 木遣音頭(きやりおんど) 、 おんぽい節 、剣舞・詩舞、地元の少年・少女等による弓道・空手等の演武が境内各所で奉納され、所狭しと立ち並ぶ多くの屋台や餅まき行事も春の祭りに華を添える。
境内の賑わいそのままに、午後より執り行われる山祇講祭は、護山神社の崇敬団体「山祇講(やまづみこう)」による報恩祭。
山祇講は代々の氏子や山や木を生業(なりわい)とする人々を中心に構成される。生活の基盤となる木曾の大自然に感謝の念を捧げ、木曾全域の平穏無事と各々の家内安全・家業繁栄を祈願する。
※例祭当日は、拝殿において御神楽[太々神楽]奉納を受け付けております。御神楽料を納めると、巫女が御神前に家運長久の祈りを込めた太々神楽を奉納致します。